11.15.2009

Rebecca Horn


映画 「ダンス・パートナー」 1978 Ⓒ2009:Rebecca Horn


温かかったおさんぽ日和の本日は、MOTへ。『レベッカ・ホルン』展を鑑賞。羽や角をまとうパフォーマンスで知られるドイツの現代芸術家で、日本で個展をやるのは初めてだとか。ネオテニーのときにあった、オオカミの毛皮を使った小谷元彦の『Human Lesson』や鴻池朋子さんの作品に続き、動物モティーフ好き的にぐっとくるものがありました。鴉の作品『双子の鴉』や、映像作品でバレエダンスレッスンに羽の装置を絡めた『ダンスパートナー』(写真。全部観たかった...)など、何かと動物をモティーフにした装置ものが多かった。宙ぶらりんのピアノにより、『アナーキーのためのコンサート』もすごいので、じっと動くのを待つべし。1Fの映像作品があまりに多くて、何が流れているかっつータイミングとの兼ね合いもあるけれど、とにかく全ての映像作品を見きれないのが残念。一緒に行ったくなとも話していたんだけど、3回くらい入場できるようにしてくれたらいいのにね、って言ってました。映像だけまたダラダラと観に行きたい感じ。これから行くなら余裕を持って、観たい作品を絞っていくことをすすめたい。
ついでにインビテーションがきていたので、『ラグジュアリーファッションの欲望』展もチェック。KCIでやっていたものをこっちに持ってきたものだったんだけど、KCIのチーフキュレーター深井さんとMOTの長谷川祐子さんのこの展示に関する講義を2ヶ月くらい前に受けたときが面白かったから、正直実際の服の展示では解説なしだとそんなに入ってこなかった。自分は20年代のアールデコの時代のドレスが一番好みかな〜、みたいなのとスキャパレリは今見ても洗練されているな〜、っていうくらいかな。ロココ時代のイヴニングドレスから、90年代のシャネルまで、完璧な保存状態で貴重なドレスが並んでいるし、妹島和世さんがデザインした空間には、ギャルソンの服がずらりとあり、マルジェラのアーティザナルコレクションも一同に介しているから、ファッション好きなら見る価値ありだと思う。ともかく、ラグジュアリーの定義を4つに分けて、服を展示しているのが興味深いポイントです。
あ、それからエントランスでは、井上雄彦のアートプロジェクトが展示してあって、でっけー武蔵の墨絵もあり、うっかり見応えありでした。以上。

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