休み中のレポートを怠っておりましたが、その理由は「家がない」!
韓国に戻って来てすぐ、前に住んでいた家の家主が戻って来るので次の家に引っ越すつもりが、なかなか引っ越せずまま1週間が経ってしまった!完全に甘く見ていた!スケジューリングミス!意図せず安ーいゲストハウスに一時避難して、最初は良かったけどやっぱり良い歳なんで段々ストレスになってきたーー。そのストレスが段々大きくなってきたー。
というわけで、何を待っているかというと「お金」。自由に好き勝手やって自分のお金がいつまでももつわけがありまへんな。ということで、外に住んで半年で親からお金を借りる生活にシフト。正直最初から借りるつもりだった。
けれども、こちらとしてもタダで借りるわけにはいかなーーい!
「もちろん借りたら必ず返す!!3倍返しだ!」
という台詞とともにウチの東京中央銀行に掛け合い、融資を受けることに。
2月から豪州に住んだものの4ヶ月で冬になり気を弱くして、3ヶ月したら豪州に戻るつもりで韓国に来てみたら、韓国語もしっかり勉強したくなり、もう少しもう少し、と流れで長く住むことになり。結局豪州には戻らずアメリカに行く予定になり。そうする間もシドニーに旅行に行ったり、北海道に行ったり...好き勝手やってたよなあ。ってことでさすがにあの人の眼がキラリ。
「そんな好き勝手やってねえ、貯金だってしなさいって散々言ったじゃない。しかもあなた最近行ってたわよね?ハ・ワ・イ」
国税が動いた!
"あんたそんなんで甘く見るんじゃないわよ、お金がないなら帰って来なさい!"
い、いや、しかし、それはすべて自分の金でしたこと。ハワイだって縁あって飛行機もとってもらい、宿も友達の家に泊まらせてもらい、ビジネスクラスとか乗ってたけど正直貧乏旅行だったのだ!帰って仕事をすることは簡単だ。けれど、出て来てしまった以上、中途半端な状態で帰る訳にもいかない。これからの時代保証なんてどこにもない。いままさにこれから生きて行くうえで大切なことをいろいろ学んでいる気がするのだ。そしてまだ短いけど、とても濃密なこれまでの外国で暮らしで感じた一番大切なこと。それをここで説かないといけない、そして思い出したのが亡くなった父に昔言われた言葉だった。
「ええか直樹。どんな仕事をしようとも大切なのは人と人との繋がりや。ロボットみたいな仕事だけはしたらあかん」
こうして流浪に生きてみてしみじみ感じるのは人との出会いや繋がりがさまざまな可能性を生むということ。死ぬときに残るもの、それは金でもモノでもない、出会って来た人々の笑顔だ。死ぬ5秒前に「あー人生面白かった」と笑える人生を送れ。それもすべて昔両親から教わったことだった。
たしかに好き勝手やってきた。そして金がない。
しかし気がついた
「どのみち、今の俺には後がない!」と。
そして本店の常務に掛け合う。
「その人は、銀行を信じて土地を担保に入れたんです。しかし見捨てられ、全てを失いました。彼は...私の父は、銀行に殺されたも同然だった。」
正直自分さえ信じることができれば誰だってどこでだって仕事をして生きていける。だけど、それができるのも人の縁あってこそ。銀行が期待する都合のいい社員にこそなれなかったが、俺が思う正義を貫き、俺が思う正しい道を選んだまでだ。
「確かに私は昔金沢にいたこともあるが...はて、一向にキミのことは思い出せないなぁ。ただ...仕事の質にこだわって経営破綻した、哀れなネジ工場のことは何となく思い出したよ。自動化やコストカットをいくら勧めても、首を縦に振らない立派な職人さんだったが、私の言うことさえ聞いていれば、自殺などしないでも済んだのにねぇ。」
な、なにを...こいつだったのか!
俺は戦う。こいつと、いや。こんな汚いやつを生かしている社会と体勢と!
「地べたを舐めるようにしてあなたにすがり、けなされ、蔑まれ、それでも必死で、家族を、会社を、大切なものを守るために、あなたに土下座をし続けた人たちの痛みを、怒りを、悔しさを、あなたにも思い知っていただく土下座して下さい!.....やれーー大和田!」こんな奴が社会を動かす限り、俺は戦い続ける。つづく...
ってあれ、なんの話してたんだっけ?とりあえず私はこれから融資を受け、道なき道へと進んで行く。信じるのは自分自身と人の縁のみだ。必ず返してやるんだ!3倍返しで!P.S.このまっちゃんの半分直樹ラジオ本当に神なんで聞いてほしいです。