韓国に来て4ヶ月。
大学付属の韓国語学校に通っていたけど、性に合わず。
というか、みんなが受かる1級を落第し辞める。
もっとカジュアルな語学学校に通っていたが、
やっぱりアウトプットがないと言葉は伸びない。
そんな時現れたのがBFくんとスンミンやミニョンという新しい人だった。
日本に住んでたこともあるギャクセンスの高いスンミンとはすぐに仲良くなった。
彼女がGraphic designerを辞めていま働いているのが、
彼女のお姉ちゃんがやってる食堂「parc」。
前から気になってたけど行けてなかった店だった。
スンミンが働いているということで、Art book fair中に
日本から来てた濱ちゃんとミニョンと3人で足を運ぶ。
とてもセンスがいい店だった。
「やっぱりお母さんのご飯が一番美味しい」という
実家を離れて暮らしている誰もが思う
この気持ちを、かたちにしたのがこの店。
VJとして世界中で活躍してたモガと
スンミンの姉ちゃんのジミンが半年前に始めた、
韓国のお母さんの味を出すお店。
初めて食べにいったときに、美味しいし美しいし、
お店の雰囲気もとても素敵で、
すべてに配慮が行き届いてて、
直感的にスンミンに「ここで働きたい」と伝えた。
「ちょうど人がいなくて探しているんだ」とスンミン。
その場でお姉さんにその意思を伝えて、
2日後にはオーナーのモガとジミンと面接。
韓国語わからないから英語で
わたしがいかに感動、共感したかを伝えたら
似たような"ヴァイヴス"を感じてくれたのか
韓国語もろくに話せないのにあっさりOKしてくれた。
後から聞いたら2人の採用の選考基準は
実はとても厳しいらしかったにも関わらず。
勤務初日。久々の"バイト"的な仕事に
自分的にツボってなんか変なテンションだったけど、
わりといい感じに仕事して流れもわかった。
ここで働くみなさんの意識の高さにも感銘をうける。
軍隊で何百人分もの料理を作ってたという
キッチンの若い男の子たちの手際の良さと勤勉さ。
ディレクション能力の高さと配慮の行き届いた
モガとジェヤン兄弟とジミン姉さんのフロアワーク。
メンズファッションを大学で学んだけど
グラフィックデザイナーやってて
ゴールデンエッグスの
クロワッサン=黒川さん、まで理解できる
わたしの教育係スンミン。
みんなとても良い人ばかりだ。
韓国人には1食1000円くらいってとても高いみたいだけど、
それでも昼のピーク時は行列ができるほど人が来るのも納得。
ランチしかやっていないので、
夕方に仕事が終わると皆が歓迎会を開いてくれた。
店の近所の焼き肉屋へ。
いやいやみんなよく飲む。飲むし食う。
儒教だから年功序列方式で目上の人は立てるけど、
やっぱり飲んでくると無礼講的になってくる。
焼酎もビールも何本開けたかわからないくらい
しこたま飲んだら次はピンポンバーへ移動。
と、その前に韓国によくある謎の大人向けUFOキャッチャー的なものに
ひっかかり、本気でスケールを狙う。謎に盛り上がる。
通りすがりのおじさんも見物に。
700円くらい掛けるも結果取れず。
諦めてピンポンバーへ。
SEOUL PING PONG BARはソウルサロンのオーナー、
ジョンヒョンとエステバンくんと
あとモデルのサンウとスタッフのもうひとりが
最近オープンした韓国ではわりといい感じのバー。
全員完全に酔っぱらいで卓球に挑戦。
気がついてみると新参者のわたくし、
parcの男どももピンポンバーの店員もみんな打ち負かしてしまい、
本日のチャンピオンになってしまった….。
と、そんなこんなで楽しい仲間と働く
新しい生活がソウルで始まっています。