5.31.2009

What do we dream?

Cartier展、吉岡徳仁の言葉にこうあった。
"人が感じたいこと。 それは、体験したことのない歴史と未来というふたつの未知の時間を旅することだと思います"

秋冬のモードではこんなご時世とあり、"モード最盛期80年代テイストの再構築"or"シンプルで美しく、実用性に優れとことん上質なもの"という、感じたいことでも何でもないこのどちらかに多くのメゾンが分かれた。そんななか、モード本来の在るべき姿を見直すべく、クリエイションとファンタシーでみせたメゾンもあった。ファッションという制約のなかで作り上げた芸術作品? はたまたシアトリカルと表現するのかもしれないけれど...。
Alexander McQueenはある意味、クレイジーでエキセントリックだった。徳仁さんのことばにある通りで、見た人のあたまにハテナが浮かぶことが在り方として本当は正解なんだと思う。ものが売れなくて破産するメゾン(CL)も出て来たりしているというこんな時に、そういうことが出来る、つかやっちゃう精神そのものが、ファッションのあるべき姿だと思った。

それはそうと以下、マックイーンのショーはギリシア神話に由来するほう豊饒のシンボル「Horn of Plenty」がテーマだというが、どうももっとチープなイメージソースが浮かんでしまって...というわけで連想してみました。
特に、宇宙戦争はかなりキテると思っているんだけど、どうでしょう。
本当はこれを報告したかっただけなんだけどね。



画像を追加

















5.30.2009

Do animals think?


動物と言えば、今日ラフォーレミュージアムで観たMORIARTYのライブ。
バンドメンバーにクジャクとこぐまの剥製も参加していました。
Vo.ローズマリーの抱くコーラス担当の剥製くまが「二郎」という名をつけられてたのがよかった。

Cartier Exhbition Story of....

今日で終了のCartier特別展「Story of...」へ駆け込み。五十嵐さんと上野博物館へ。
相変わらずリアルで、カオティックな上野の雰囲気。
博物館のほうは同じく開催中の阿修羅展ですごい人だかり。

カルティエ展は吉岡徳仁さんの監修というのが今回大きなポイントだった。
飾られた宝石にはそれぞれにストーリーがあり、持ち主だった人の写真とその人の宝石への想いなどが描かれた映像が背後に流れるという仕組み。宝石を美しく見せるライティングと、これまた美しい映像で格調高い演出に成功していた。宝石の美しさ、芸術性はいうまでもなく...。年齢的にも宝飾品にさほど興味もなく、何の気なしに来てみたものの、優美な世界にどんどん引き込まれる。久々に来てよかったと思った展覧会だった。
以下、会場で印象的だったものを抜粋。
カルティエ家3代目3兄弟、パリのルイからニューヨークの弟ピエールに送られたカード

1969年7月、人類初となるアポロ11号の月面着陸を祝すため、仏の日刊紙「フィガロ」からアームストロング、オルドリン、コリンズ、3名のパイロットに贈られたレプリカ。資金は読者の寄贈金によるもの

バーバラ・ハットンのジュエリーコレクションから、タイガーイヤリング
"プア・リッチ・ガール"と呼ばれた孤独な彼女は、唯一の慰めを宝石に求めた
これは激しくかわいかったな〜



そして、かっこよすぎる! メキシコ人女優マリア・フェリックスがオーダーした爬虫類ジュエリーコレクション。
もしも私のような女性がこれらのものを身に付けなかったら、いったい誰がつけるのかしら?」とマリア。いまのところ思い浮かびませんです、はい。



やっぱり動物モテーフが好きだなー。

5.29.2009

I hate Rock N Roll



雨シトシトの木曜日。
シャルル・アナスタスのエキシビジョンをスルーして、東芝のスマートフォンT-01Aのローンチへ。真剣にスマートフォンへの移行を考える。その後かつてファンだった中田ヒデのTake action財団の発表が続く。1クリック募金をスタートさせるとのこと。それはそうと会見を通してヒデを見ていたが、なぜ好きだったかもはやわからなくなっていた。その後、編集部へ。
夜は、Summer Sonic振りにTHE TEENAGERSが聞きたかったのでA.P.C. PERFORMANCEへ@unit。
 入場無料とだけあり、人が外に群がる。
Steadyいまにしさんに入れてもらい、中へ。すごい人! すでに大盛り上がり。
Housse De Racketのアクト。キュートな二人、けどほっそーい見た目に反し、ライブがすごく力強い。そのあとはHouse〜の二人にTHE TEENAGERSにKOKO VON NAPOO、 ジャン・トゥイトゥも混じりThe BEATLESなどをやる。

写真下はティーンネイジャーズ、クウェンティン。さすがヲタは何やらせても上手い。
Gang Gang Dance、Animal Collective、TV on the Radioなどブルックリン勢を中心に、Late of the Pier、MetronomyやFriendly Fires(UK)、Van She(OG)もそうだけど、フレンチニューウェーブもいい感じだぞ。Phoenixも入れても良いかな。ヲタ系発信の音楽がここ2年ほどツボです。彼らの良いところは共通して、マルチだというところ。だから何をやらしても上手いし、ライブでは広がりがでるから、ほんとに面白い。色々ライブを見てみるとCDには大体50%くらいしか良さが収まってないような感じだろうか。ふたをあけてからのお楽しみ的な。
“I HATE ROCK N ROLL (ぼくはロックンロールなんか大嫌いだ)”とポーズだけを気取るロックシーンに疑問を投げかけるJEAN TOUITOUが...
と、このパーティ開催とコラボT制作の理由のコメントにあるけど、ほんとにそうだな。
ヲタク万歳。

Comme des Garçons's new temporary shop

















VOGUE NIPPON and Comme des Garçons MAGAZINE ALIVE Openingへ。
ヴォーグ ニッポンの創刊10周年を記念して、今週木曜から半年間、毎月のヴォーグに掲載されたアイテムが店頭に並ぶ。また、ラグジュアリーな限定アイテムも販売。
今月は「マンガ」がテーマのヴォーグ。テンポラリーショップ2Fでは、村上隆ワールドの特別展を開催〜6/27
気合いのVOGUE7月号、池田理代子先生によるアンナ女史のマンガ「華のファッション一代記」と「スティーブン・マイゼルの真実」が面白かったです。

Yum yum tuesday2


会社を急いで出て向かったお夕飯は、スタイリスト福島ちゃんとル・キャバレへ。彼女は本当にすてきな人で、恐れ多くも最初に会った時からなぜか仲良くさせてもらっている。たまに会うと、ああ自分ももっと頑張らなくちゃと感じるし、自分が思っていることはなんとなくこれでいいのかなと自信も湧く感じ。思考もわりと似ているかな。
ところで、初のル・キャバレ。なにもかもがおいしすぎる!!特にこのクスクスと季節野菜のサラダ。ヤバかった。あと、お肉もおいしかった。ああーー泣けるくらいおいしかった。しかもわたしの背後には大好きな高橋みどりさんがきていた。
福島ちゃんとは雑誌世界のいろいろについても話し、最終的にはお互い紙ヲタだっていう話で盛り上がる。というわけで帰りは歩いて、富ヶ谷SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSへ。ふたりして「apartament」誌を購入。久々にいい感じの雑誌だ。福島ちゃんとは近いうちイケてる名刺じゃんけんしようと誓い合って分かれる。というわけで、イケてる名刺に出会うべくどんどん名刺交換をしなければならぬ。判型や特色、特殊印刷加工の名刺の人を狙わなければ! 
しかし、なかなかおいしい一日だったな。

Yum yum tuesday1



フルラカフェの試食会のため、銀座に向かう途中。昨日の王将前での遭遇に続き三茶のホームでまた坂東 眞理子さんに遭遇。永田町まで一緒。なぜ2日連続?「女性の品格」をもちなさいってお告げだったのでしょうか。

で、フルラカフェ。SPURLUXEののむら編集長とやくわ副編集長と一緒だったが、二人と一緒に来たのはなんとよどがわさんとGINZAの編集長やまぎわさんだった。若干バビリながらも5人で「アペリティーヴォ」を試食。
フルラジャパン社長のアンドレアさん(伊)の食に対する熱い想いをきく。「何でもむちゃくちゃ旨い」というボローニャの総菜店「タンブリーニ」の食材などを厳選して取り寄せているそう。チーズがどれもおいしかったのと、プロシュットを巻いたさくさくスティックがベリーナイス。タンブリーニは確かに間違いなさそう。
「15年前初めて日本に来た時のイタリアンはひどいものだったけど、いまは店によってイタリアを越えている」とアンドレアさん。よく行くのは「ナプレ」や「イータリー」などだとか。なんでも、ナプレのピザにいたってはイタリアで食べるより旨いそう。ミモザを頼んだら一杯でいつも通り顔が真っ赤になり、よどがわさんに「顔赤いよ」と言われてしまう。最後にいただいた「グイド・ゴビーノ」のチョコレートもおいしかった。

5.25.2009

Chinese and thunderstorm


日曜の夜、家族で砧に中華料理を食べに行って、
韓国式エステのおかしさの話などをした後、
すごい雷雨の中、みんなで歩いて帰って来た。
久々家族揃ってのご飯で満足だったがひとつ心残りがあった。
餃子を食べていなかったのだ。
「danchu」の餃子&チャーハン特集を買って以来
中華に餃子はマストだったのに。うっかり。
んで、「今日は王将にでも行きたいな」とぼんやり思っていた。

そしたら今日、this is goodのさくまさんからメールがあり、
「王将にいきませんか?」との誘いが。

なんていう偶然。
「おんなじこと思っていました」と即返事をし、
夜、バナナマンが通っていた(いまも行ってる?)下北の王将へ。
「餃子の王将芸人」以降初。

ビールと餃子4人前を注文。
おもいっくそ餃子を食べた。
ついでにこの不況と雑誌と都合の良い大人たちへの文句を話してすっきり!
そのあといーはとーぼでコーヒーを飲みながら、
iPhoneのすばらしさと死生観などについて話しさくまさんと別れる。

その後はかよとCREAMへ。
かよの強さにまたしても関心する。

夜中にうちに帰ると、
妹が「今日家族で下北の王将に行ったよ」と言う。
家族もまた「王将芸人」を見て気になっていたからだとか。
なんていう偶然だ。

そして昨日は新月だった。

Be formless...

友人クナイフのユニット、ゾルゲルプロのライブパフォーマンスを観にTokyo Wonder Siteへ。初めて見るゾルゲルプロ!
白い空間をバックに、螺旋階段やロフト、梁から立体的に黒いゲルを垂らすところから
パフォーマンスは始まるのだけど、
ボトッ。ジェチャ。と床に落ちる時に発せられるゲル音が、心地よく、聞き入る。
しばらくするとケイトくんのゲル吹きと水を携えたクナイフとの演奏へ移る。
クナイフの水の音とゲルの音、2つの不定形音が音楽の新たな側面を見いだしたという感じ。
自然の要素も加わり、サイトスペシフィックアートにも近いのかもしれないとも思った。
わたしはこないだ行った屋久島の自然を想起したけれど。
"ゾルやゲルのような個体でも液体でもない流動的で有機的な存在をテーマとして音楽やパフォーマンスを行なう"
とゾルゲルプロの説明にあるけれど、不定形なのはかれらもしかり。
クナイフと話をして思ったことは、
アーティストとキュレーターor編集者の役割が非常に密接で
お互いなくしては成立しないということだった。
ゾルゲルの場合だと、Wonder SiteからSomeone's Gardenの目に留り、
何度か記事にしてもらったことでアーティストとしての
輪郭が徐々にはっきりしてきている気がする。
Christfer KaneとAnna Wintourなんかも同じこと
センスのある有能な編集者ほど偏見がないし、
いち早く時代が次に求めるものを見極められるのだろう。





5.19.2009

light of the tear



光ということばを入れたいなと思っているうちに、気がついたら自分が好きなバンドの名前のダジャレのようなタイトルになっていました。
というわけで、ブログはじめます。輪郭はまだぼんやりしているけど、日々のこととか気になったことのメモ的な感じで。