友人クナイフのユニット、ゾルゲルプロのライブパフォーマンスを観にTokyo Wonder Siteへ。初めて見るゾルゲルプロ!
白い空間をバックに、螺旋階段やロフト、梁から立体的に黒いゲルを垂らすところから
パフォーマンスは始まるのだけど、
ボトッ。ジェチャ。と床に落ちる時に発せられるゲル音が、心地よく、聞き入る。
しばらくするとケイトくんのゲル吹きと水を携えたクナイフとの演奏へ移る。
クナイフの水の音とゲルの音、2つの不定形音が音楽の新たな側面を見いだしたという感じ。
自然の要素も加わり、サイトスペシフィックアートにも近いのかもしれないとも思った。
わたしはこないだ行った屋久島の自然を想起したけれど。
"ゾルやゲルのような個体でも液体でもない流動的で有機的な存在をテーマとして音楽やパフォーマンスを行なう"
とゾルゲルプロの説明にあるけれど、不定形なのはかれらもしかり。
クナイフと話をして思ったことは、
アーティストとキュレーターor編集者の役割が非常に密接で
お互いなくしては成立しないということだった。
ゾルゲルの場合だと、Wonder SiteからSomeone's Gardenの目に留り、
何度か記事にしてもらったことでアーティストとしての
輪郭が徐々にはっきりしてきている気がする。
Christfer KaneとAnna Wintourなんかも同じこと。
センスのある有能な編集者ほど偏見がないし、
いち早く時代が次に求めるものを見極められるのだろう。
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