12.05.2014

Once upon a dream


バリ島でこんなヒマな生活をしていても、この日常で起こることや感じたことの点が、線でつながるような瞬間がある。モヤモヤと探し求めていたものの答えのようなものが、ふとした瞬間一気にメッセージとして形になって浮き上がってくるような感覚だ。

昨日は急に温泉リゾートに連れて行ってもらって、居候先の主人の大富豪の人と初めてちゃんと話をした。納得できる部分と、ちょっと古くさいな、と思う部分とあったけれども、自分のこころに残ったのは"とにかく一生懸命にやってきた"ってことと、"せっかちにならず長く考えること"そして"人のためになることをし続けること"ってことだった。そしてやっぱり、何度も死ぬ思いをしたからこそ"いつ死んでもいいように生きる"ということ。全体をみて今日を見るんだってさ。

絶対自分では来ることがなかったであろう、バリ島の奥地の秘境温泉に連れてってもらい(私は温泉が大好きなのである)、素晴らしい時間を過ごさせてもらっているな〜と湯船に浸かり感慨深く思いながら、いつかまた誰かと来れたら良いな、なんて白昼夢を見ているような時間を過ごしていた。

ホテルの前の入江から船を出して釣りをして(わたしは水着着てデッキでひたすら日焼け)、ホテルに戻りランチを食べてから、温泉を出発。1時間ドライブしてまたいつもの大豪邸に帰ってくると、ここで3ヶ月前に産まれたトイプードルの2匹の子犬のうち、元気のなかった一匹が病気で亡くなったという報告を聞いた。先日までよちよちここで歩き回っていたのに....。実家の犬でもまだペットロスを経験した事がなかったから、最初はよく理解できなかったけれど、1週間ちょっとここで一緒にすごした可愛い子犬が冷たくなって戻って来て、裏庭に埋めるところを見ていたら涙が止まらなくなった。

それからFBを見ると地元に戻った彼は、早速新しいお店の準備に取りかかっていた。韓国に戻って1週間ちょっとしか経ってないのに、もう着々とお店が出来上がろうとしていた。


犬が亡くなった悲しみを引きずりながら涙目で観た映画『マレフィセント』でラナデルレイが歌ってたエンディングの主題歌「いつか夢で」がいまのわたしそのものだった。私もそろそろ眠りから覚めないといけないなぁ、なんて。

これらのいろんな点がどうしてどういう線につながっていくかなんて、きっと私にしかわからないけど、私の地図はこうして描かれて行くのです。



I know you, I walked with you once upon a dream

I know you, that look in your eyes is so familiar a gleam

And I know it's true that visions are seldom all they seem

But if I know you, I know what you'll do 
You'll love me at once,
the way you did once upon a dream

あなたを知っている いつか夢の中で 一緒に歩いた
あなたを知っている その眼差し その瞳の中の輝きをよく覚えている
わかっている、夢に描いた事が 現実となる事はほとんどないと言う事を
でももし あなたを知っていたなら あなたがするであろう事がわかる
わたしをひと目見た瞬間 恋に落ちる いつかの夢と同じように

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