7.01.2009

The Wrestler

4ヶ月前、アカデミー賞の記事をつくるにあたり、数限りないミッキー・ロークの写真を見て探しまくったことから、それは始まった。
正直、彼が80年代、セックスシンボルとしてもてはやされていたときは、自分がちびっこすぎて存在など全然知らなかった。90年代、プロボクサーとして、わざわざ日本の武道館でダレル・ミラーと対戦していたことも知る由もなく。
私生活では2度の離婚を経て、その後もいろんな若いギャルを連れて公の場に登場したりしてたけど、最近ではもう女を連れることもなく、唯一真のパートナーで17年連れ添った愛犬、ロキ(よりによってチワワ)の写真が入ったチョーカーを肌身離さずつけていたのも、なんだ?って感じでしかなかった....。

そんなほとんど興味もないながら、いろいろ人生紆余曲折あったことを理解するものの、顔面はお酒とボクシングでぼっこぼこになって、ほとんど大仁田厚みたいなおっさんの写真を、本当にいろいろ見て探したものだ。
それもこれも、すべてはこの映画があったからなわけで。

三沢が死んだこともあり、プロレスラーを再認識する意味でもタイミング的に合っていたけど、なにより結局ミッキー・ロークについて、意図せず事前によく勉強していたおかげで、この映画の主人公ラムと、ミッキーの姿が重なったことが、映画に深みをもたせることになった。映画を見るまでは、自分のなかで「キンパツの大仁田」でしかなかったけど、映画を見てからは、ちゃんと「ミッキー・ローク」として認識するようになっていた。
んー。最近観た映画では、「スラムドッグ〜」もなかなか良かったけれど、好みはこっちかな。



「The Ram」の背中が印象的でした。

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