Rolling Stone

毎日働いていたワイキキのSpaを思い立ってスパッと辞めた（スパだけに?!）。
ちょうど新しい人が入ってきたし、夜遅くまで働いていてストレスフルだったから辞めたかったのだ。
最初はお金が稼げて良かったんだけど働いてみたら生活がどんどんつまらなくなってストレスも多いし、お金のことはいつの間にどうでも良くなっちゃった。

仕事から解放された翌朝は久々のヨガにいき、あぁこれが必要だったって思い出した。
ハワイに来たばかりのころ心躍らせてた時の事を少し思い出した気分だった。

久々にヒマになって学生である本分を思い出したわけなんだけど、そもそもmeはナニしにHawaiiに来たんだっけ？？って。
事故のリハビリのためにお医者さんに出してもらったレターでもう帰国するまで学校へは行かなくていいから残り1ヶ月、Massageライセンスの試験を受けて、ヒマだから記念にハワイ州の運転免許でも取って。
とは言いながら紹介してもらったもっと時給の良い意識高い系の他のスパで働くけどそっちはスタッフが多かったりするからそんなに出番もなさそうだ。
つうわけで本当にヒマなんだ。

ハワイに来てから1年友だちなども結構入れ替わった。
最近は彼氏と暮らしていて、ハワイの友だちにも日本人の友だちにも全然会わなくなっちゃった。そしてヒマになって彼氏は昼間働きに出るので急に孤独を感じる。
わたしここでナニしてるんだったっけ？って

ハワイでやりたいことがあったはずなんだけど思い出せない。
一応取り組んではいたけど、ちょっとペースダウンしている。
なんか降ってくるのを待っている状態とでも言おうか。

たしか6年前くらいに意識が覚醒してそのときから 多分ぼんやり自分にしかわからない謎の目的を進んできていて、
そしていまだ！と思ったらまたきっと他のところに行ってしまうのかもしれない。

イギリスの諺でこんな言葉がある
「A rolling stone gathers no moss.」転がる石には苔は付かない
つまり、職業や住居を変えてばかりいる人は、地位も財産もできない。
もしくは、活発な活動をしている人は時代に取り残されることがない。

私としてはどちらも本望である。
職業や住所は変えていて地位も財産もないけど、果たして活発と言えるかな?!そこは自分を常に問いたださないといけないかもしれない。んー確実にnot activeですけど....でもあの東京独特の自分が最先端！リアル充実！みたいな自己主張とは張り合いたくもないけど。

こうして自由にやってるけど何を追いかけてどこに向かっているかは自分にも分からない。
だけど、私の上にいるガイドみたいな人が突然私に知らせて来る。
お知らせが来るとどうもこうも従わずにいれない。
それによると私はどうやら恐らくどこかに向かっているらしい。
その先になにがあるのかはさっぱりわからないんだけど、
こうして行き当たりばったりで住んでみたかったところに住んでみても
生活にも食事にも食事にも（←ここは本当に）困らなくて
新しい言葉や文化や習慣を吸収して自分がどんどん拡大していっているのはわかる。
全然立派じゃないし、だからなんなんだ、って話なのだけど
きっとこれは死ぬ寸前くらいに「あぁ楽しかったな」と思う程度のことなんだろう。

だけどいいじゃないか、それがやってみたかったんだから。 だからもう頭で考えるのは辞めよう。
ただガイドの声に従えってみれば良い。
あぁ、モヤモヤしてたけど書いてて分かった。
これを自分に言い聞かせたかったんだろう。
東京にいるときと違って私は何者でなくてもいいんだ、と。

今日もホノルルのマキキの家から見える海は青い。
太陽が降り注いで、爽やかな風が丘のある玄関から海の方向の窓に向かって一気に吹き流れる。
さて、今日は挑戦料理、韓国のコンチチョリム（サンマの辛煮付）作るから材料を買いにでかけよ〜