4.02.2010

Dance make me clearer

踊る方じゃないよ、もちろん観る方だよ。あー最近ダンスを観てないなーと思って。多分にわかダンスファンで、最初に記憶しているのは2005年かなんかに行った金森穣主宰のNoismの公演だったかな。「NINA」っていうこれぞ身体表現的な不思議な演目を観に行って"にゃんじゃこりや!!"と思ってそれからになるか。(ほんとの最初は森かなちゃんに連れてってもらってUnder25特権でオペラ座で格安でみたなんかドイツかどっかのコンテンポラリー...。これは卒業旅行でパリの街歩きに疲れすぎて、意味も分かんなくほぼ寝てしまって記憶に残っていないのでカウントには入れず)そんで改めてみたノイズム以降気になる公演を見つけてはたま〜に観に行ってるんだん。いまんとこ一番衝撃だったのは2008年に観たピナ・バウシュ ヴッパタール舞踏団だな。「パレルモ、パレルモ」と「フルムーン」を両方観に行ったんだけど、それが去年ピナが亡くなってしまったから、実質主宰者が生きてるうちの最後の日本公演だったってことになるもので。パレルモの方は、なかなか公演が難しい演目で、というのも最初にレンガの大きな壁がズザーン!!!とおくに倒れる、という仕掛けがあり、それはそれは衝撃だった。。「どっひゃーん!!のわんじゃこりやーーー!」と。舞踏も途中おもしろい台詞が散りばめられていて、独特の笑いもあって。「おー、こんなの世界があるのか」と思った。その後の演目のフルムーンのはステージにずっーと雨が降ってる中ダンサー達が一心不乱に舞ったり駆けたり滑ったりする演目でこちらは幻想的で素敵だった。なんというか、ダンスってあーだこーだ考えなくて良いし、観たまま感じればいいってのが良い。みるほどこちらがクリアになる気がする。演者も体ひとつで表現しているから、うまく見せたいとかどーとかそういう意識一切なしに直にガチでぶつかってくる感じが気持ちがいい。そういう、前衛系に対して、いわゆる「バレエ」はとても伝統的で、衣裳だったり音楽だったりが単純に美しい。大体公演する演目はそんなに数も多くないし、バレエ団、演出家、誰がプリンシパルになるかによって全然違って見えるっつーのがおもろいところらしい(まだそのゾーンには達してないけど)。客層もなにもコンサバワールド全開なんだけど、やっぱり完成されたものだから琴線に触れる。バレエではお美しいシルヴィ・ギエム様や英国ロイヤルバレエ団の「コッペリア」で吉田都さんを観たり。去年はデンマーク王立バレエ団の「ナポリ」もみたな。あとあと!  ほかにも 大物俳優がダンスをやっていたりもする。ジュリエット・ビノシュとアクラム・カーンの「in-i」はそれで。『ショコラ』のジョニデや、私の大好きなロマン・デュリスと『パリ』で共演してた女優が目の前にいる!! 息遣いなんかも聞こえてくる距離で一心不乱に踊っている!! てのはなんとも不思議なリアルだった。イギリスのトップダンサーで演出家のアクラム・カーンとパッショネイトにダンスを踊るビノシュ。映画だけでなく、ダンスや絵も描いたりと、ほんとにマルチに表現を追求していて偉いな〜と思いました。そう、ダンスって身ひとつの勝負だから、表現としては究極だと思うんだよな。原則台詞もないし。あと、ダンス公演の会場に行くと、ファッション業界の人とか俳優さんとかがけっこう来ていたりするからそういうのもおもしろい。最初のNoismでは北村道子さんや長瀬哲郎さんとかいろいろ居たし、ピナ・バウシュはヨージさんがファンだしな〜とか(ちなみに、ピナの日本で最も有名なファンは楠田エリコである)。なんかそういういろいろ。ダンスを取り囲む環境もまた興味深い。で、6月はマシュー・ボーンの白鳥の湖がくるから、それも行ってみたいなーと思っているところだす。
あー、しかし残業に飽きたからといって勢いで書き殴りすぎたなー。さて仕事再開すっかなー。

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